基本(藍色)の洗い方
この洗い方は、つけ込み時間や使う水を大幅に節約することができます。
剣道をされてる方が最も気にされてる事、それは・・・
「藍色の色流れ」です!
※この洗い方で最も注目していただきたいのが、短時間で!尚且つ色流れを極力抑えた脅威の洗浄方法。
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まずは洗剤と洗う稽古着・袴を用意して、それらを洗う 場所の環境を整えます。 |
A | ![]() ![]() |
シミ(ひどい汚れ)を抜く まずは汚れのひどい部分に水をつけ、そこをトリートメントドライの 原液を付けた馬毛の専用ブラシで一方方向(例えば肩口から袖口 に向かって等)こすってシミや汚れを落とします。 ※水をたっぷり使って下さい。 |
B | ![]() |
トリートメントドライ液をつくる! 洗濯機に水を入れます。(お湯は使わないで下さい。)水30リットルに 対して、トリートメントドライをスプーン1杯(約15ml)を目安として入れ、 10秒程洗濯機を回し、よく溶かして下さい。 |
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C | ![]() ![]() |
ネットに入れて付け込む! 前処理の終わった稽古着・袴はキレイにたたんだ状態でお洗濯ネットに 入れて溶液の中に5〜10分つけ込みます。(洗濯機は回転させません) 水の中で衣類が泳ぐ程度の数量が適当です。 ※最後の脱水までたたんだままにして置きます。 |
D | 軽く脱水 すすぎの前に一度脱水します。脱水機が高速回転をはじめる少し手前で 止めます。この時もネットに入れたままです。 ※過剰脱水は脱水シワの原因となるのでご注意下さい。 |
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E | ![]() |
すすぎ 洗濯機に新しい水を入れ、衣類をたたんだまま、水の中をくぐらせる程度の すすぎを行います。 |
F | 2回目の脱水(1回目の脱水と同じ要領です) | |
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仕上げ剤をつくる 衣類の仕上げには「ハリ」「コシ」「ツヤ」を必要と衣類と「うるおい」「ツヤ」 「しなやかさ」を必要とする衣類があります。専用商品にもハードとソフトの 2種類の仕上げ剤がありますので、衣類の種類や目的に応じて使い分けます。 水10リットルに対し、スプーン2杯(約30ml)の衣類のコーティング仕上げ剤を 入れてよく攪拌します。 |
H | ![]() |
仕上げ液につけ込む 衣類全体に液がゆきわたる様に稽古着・袴をつけ込み、ゆっくりとくぐらせて下さい。 ※液は乾くと透明になります。それに何度でもご使用になれますが、ヨゴれたり 色が出た場合、色移りの原因となりますので、液を交換して下さい。 |
I | 3回目の脱水 (1回目・2回目の脱水と同じです。本回転になって5〜10秒程度で充分です) |
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J | 形を整えて陰干しする 小ジワは両手ではさんで、たたいて下さい。シワを伸ばしてボディハンガーに掛けて 陰干しして置けば、アイロン掛けの必要も無い程キレイに仕上がります。 |
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K | ![]() |
藍色の稽古着・袴の色を保つには洗い方が重要です! それに袴をプレス無しで洗うには洗い方と干し方が最も重要です。 この洗い方を皆様もトライしてみて下さい。 |
L | ||
洗う上での2つのポイント
※袴を洗う場合、このように袴の紐の部分は、予め巻いて輪ゴムで留めておきます。
そうすると乾いた後もシワになり難いので、仕上げが楽になります。
※洗って脱水機から出して干す場合に、このように軽くヒダの部分を引っ張ります。そうすると乾いた時にもヒダが
取れにくくなります。(あくまで、引っ張る加減には十分に注意をして下さい。・・・本当に軽〜〜くです!)
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ハイ・ベック「 トリートメンドドライプレミアム」 ハイ・ベック「 コーティングソフトプレミアム」 ハイ・ベック「 洗濯用ブラシ」 ハイ・ベック 「トリプルガードネット 」 |
洗い方に関してまだ質問・疑問が御座いましたらご相談下さいませ♪
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白の稽古着・の洗い方袴
ここでは、白の稽古着・袴(※綿)の洗い方を順番に説明していきます。
まず、白の稽古着の良いところというのは、ズバリ「藍色の稽古着のように気を使わなくガンガン洗える!」
?汗かきの人には、丁度いい稽古着・袴ですよね。
うちの父親もそうですが、汗が大量に出る夏場の稽古時によく着ておりました。
ただ・・・皆さん、疑問に思った事はありませんか?
「稽古の終わる度に洗ってるのに、稽古着がくすんだり、黄ばんだりしてくるのはなぜ???」
これは、普段の洗濯で落としきれない汚れがだんだん蓄積され、その汚れが酸化し黄ばんだり
くすんだり黒ずんだりしてきた汚れが表面に現れたと考えられます。
藍染(紺)の稽古着なら色が濃いので汚れが残っても解りにくい(※ニオイは誤魔化せない!)のですが・・・
普段の洗濯では、取れにくい汚れの除去方法を順に説明していきます。
![]() ・汚れた稽古着・袴(綿製品) ・大きな鍋 (※煮洗い用) 無い場合は蓋のできるバケツがあれば大丈夫です。 ・洗剤(ドライ用とランドリー用) ・洗濯助剤 ・洗濯用のブラシ(汚れの前処理に使います。) |
@ | まず、たっぷりの熱いお湯を用意しましょう。 私の場合は大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かします。 |
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A | その間に汚れ・黄ばみの酷い部分に水をつけてドライ用の洗剤をブラシに付けて 叩いたり擦ったりして前処理をします。 (※そうする事によりランドリー洗浄時の汚れの分解力を高めます。) |
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B | ![]() |
お湯が沸いたら規定のお湯の量に対しての洗剤(ランドリー洗剤)と 洗濯助剤を入れてよく攪拌し混ぜます。 よく混ざったら稽古着・袴を入れて一晩つけ置きします。 (※この時テトロン製品は温度を落としてつけ込む) |
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このような鍋を持ってない方は この様にお湯を入れて稽古着・ 袴をつけ込み、しっかり 蓋を閉めて置いて下さい。 |
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C | ![]() |
一晩置いて、次の日にその洗剤液を見ればこんな感じに汚れてます |
D | そして、その汚れた洗剤液と稽古着を洗濯層に入れて軽く回し洗いしてます。 | |
E | そして脱水・濯ぎ2回でOKです。 この洗剤は市販の洗剤のように何回も何回も濯がなくても大丈夫なように出来ています。 |
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F | あとは干して乾けば完了です。 |
ランドリー洗浄(高温洗浄)結果 | ||
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この剣道着は、知り合いから預かったかなり年月の経過した黄ばみ汚れなので 「一発で完全に汚れを除去!」って事は難しいのですが、あと数回同じ洗浄方法を 繰り返せば、殆どわからないくらいに汚れは除去できると思います。 |